【制作事例】初級日本語学習者向けカレンダーの挿絵
今回は海外の初級日本語学習者向けに販売する来年度(2022年)カレンダーのスペイン語版の挿絵をご依頼いただきましたので、その制作事例をご紹介いたします。
販促品やグッズなどオリジナルカレンダーを制作するにあたり、オリジナルイラストをオーダーしたいのだけれどどうすればいいだろう…とお困りの方のヒントになれば幸いです。
ご要望のすり合わせ
当初はイラストだけでなくデザインも含めて、印刷会社様に納品できるデータでのご依頼でしたが、何度かお話を伺っていくうちにクライアント様の方でデザインを行っていただく形に落ち着きました。
ですので、イラスト部分のみを印刷にも十分耐えられるサイズと解像度で透過PNGで納品させていただきました。
今回のご要望はカレンダーの形はとっているものの「教材」としてご利用になられるとのことでした。
月毎に何点かのイラストとローマ字で日本語が入る単語帳のような形式です。
ご依頼いただいたのは
- 表紙用イラスト(タイトル含む) 8点
- 野菜 8点
- くだもの 8点
- 動物 8点
- からだ 前と後ろで2点
- 色(車) 10点
- 家族 11点
です。
こちらをクライアント様からいただいた参考画像(絵本)を元に描いていきます。
ラフ
今回はいただいた参考画像(絵本)がシンプルで可愛らしい感じでしたので、それに近づけつつ私なりのオリジナリティも入れてラフをご提案させていただきました。
数が多いので、その中から数点のラフをご紹介させていただきます。
クライアント様からは修正もなく、OKをいただきました。
ラフのご確認をいただいた後は色のご希望をお伺いするのですが、色の方も特にご指定はなく一般的な色味でということでしたので、このままペン入れ・着彩作業へと移らせていただきました。
ペン入れ・着彩
ペン入れ・着彩後、クライアント様にご確認いただきます。
今回は教材といえどもカレンダーですので、遠くから見てもわかるようにハッキリとした主線と色を心がけました。
クライアント様からは色の変更や細かな修正などはなくOKをいただきましたので、納品データを作成します。
納品
今回ご依頼いただいたイラスト全点をzipファイルにまとめて納品させていただきました。
表紙に使うタイトルは表紙イラスト内で使用した色を使ってまとまりを持たせました。
今回はクライアント様の作業環境から透過PNGで納品させていただきましたが、印刷した時の色味を考えながらCMYKでの見え方を確認しつつ描かせていただきました。
さいごに
今回は海外の初級日本語学習者向けに販売する来年度(2022年)カレンダーのスペイン語版の挿絵を描かせていただきました。
販促品やグッズなどオリジナルカレンダーを制作する際、オリジナルイラストのオーダーにご不安がある方に大まかな流れが伝われば幸いです。
このような挿絵などイラストのオーダーはクライアント様のご希望に寄り添いながら誠実に制作させていただいております。
ご質問やお困りのことなどお気軽にお問い合わせください。
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